金融株やエネルギー株が軟調|市況概況6月第1週

投稿日:2017年6月3日 カテゴリー:市況概況, 週間まとめ

6月第1週の市況概況です。今週の主なトピックは、米国雇用統計、ADP雇用統計、トランプ大統領のパリ協定離脱に伴う原油価格下落、新車販売台数、FOMCメンバーの発言でした。目の前にあるリスクはさほど意識されず、特に強い材料もなく、株が買われている状況が続いています。

米国株価指数

5月26日終値 6月3日終値 変化率
 ダウ 21,080 21,206 0.60%
 S&P500 2,415.82 2,439.07 0.96%
 ナスダック 6,210.19 6,305.80 1.54%

ダウ、S&P500、ナスダックともに最高値圏で推移しています。債券利回りの低下により金融株が軟調、また原油価格下落によりエネルギー株が軟調ですが、IT・ハイテク株が市場を牽引しています。

個別株ヒートマップ(週間パフォーマンス)

個別株ヒートマップ(週間パフォーマンス)出典:finviz.com

左下の金融セクター、右上のエネルギーセクターが軟調です。JPモルガンは週間で-3.17%下落、バンクオブアメリカは-3.44%下落、エクソンモービルは-2.75%下落しています。

一方で、マイクロソフトを筆頭にハイテク銘柄、ヘルスケア・バイオ銘柄などは堅調に推移しています。

市場のセンチメント

市場センチメント出典:dailyfx.com

DailyFXが提供する市場センチメントでは、S&P500のショートは84%を超えています。シグナルは買い(Bullish)が出されています。

債券利回り

5月26日終値 6月3日終値 変化率
 米国2年債利回り 1.298 1.29 -0.62%
 米国10年債利回り 2.25 2.159 -4.04%
 米国30年債利回り 2.916 2.81 -3.64%
 長短スプレッド 0.952 0.869 -8.72%

雇用統計が失望されたことから債券利回りは下落しています。特に気になるのが長短スプレッドの縮小です。-8.72%はここ1ヶ月で最も大きな縮小です。これは、イールドカーブがフラット化してきることを示しており、今後の景気の先行き不透明感を表していると思います。

金、原油、ビットコイン

5月26日終値 6月3日終値 変化率
 金 1,267.60 1,276.80 0.73%
 原油 49.87 47.74 -4.27%
 ビットコイン 1,992.00 2,470.05 24.00%

金は堅調に推移しています。来週の英国総選挙や元FBIコミー長官の議会証言などが警戒されています。

原油は、米国のパリ協定脱退により、原油市場の需給バランスの均衡化が遅れる懸念を警戒されており、下落しています。

為替

5月26日終値 6月3日終値 変化率
 ドル円 111.333 110.39 -0.85%
 ユーロ円 124.515 124.55 0.03%
 ポンド円 142.607 142.36 -0.17%
 ユーロドル 1.1184 1.1282 0.88%
 ドルインデックス 97.33 96.61 -0.74%

雇用統計が失望される内容であったことから、ドルが売られています。
また、来週8日に控える英国総選挙へのリスク警戒から、ポンドも売られています。ここにきて世論調査では、メイ首相率いる与党保守党の支持率と、野党労働党の支持率の差が急速に縮まってきています。市場の見方ではメイ首相率いる与党が勝利することという見方が優勢ですが、テールリスクに警戒です。

VIX指数

5月26日終値 6月3日終値 変化率
 VIX指数(恐怖指数) 9.81 9.75 -0.61%

VIX指数は9.75台まで下がり、歴史的な低水準で推移しています。


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米国株投資の勉強ブログ | 2017年6月3日