イベント通過もハイテク株が大幅下落|市況概況6月第2週

投稿日:2017年6月10日 カテゴリー:市況概況, 週間まとめ

6月第2週の市況概況です。今週はスーパーサーズデーと言われる大きなリスクイベントがありました。英国総選挙、コミー元FBI長官の証言、ECB理事会です。英国総選挙は波乱がありましたが、市場はあまり反応せず、むしろリスクイベント通過で安堵の雰囲気が流れました。その一方で、昨日金曜日にハイテク株が売られ大幅下落しました。いままで相場を牽引してきたハイテク株ですが、セクターローテーションが始まったのか、バブル崩壊の前兆なのか、今後の動きに注目です。

米国株価指数

6月2日終値 6月9日終値 変化率
 ダウ 21,206 21,272 0.31%
 S&P500 2,439.07 2,431.77 -0.30%
 ナスダック 6,305.80 6,207.92 -1.55%

長期金利上昇に伴い銀行株が上昇、ダウは大幅高で最高値を更新しました。S&P500とナスダックともに史上最高値を更新していましたが、昨日午後よりハイテク株が大幅に売られたことにより、ナスダックは週間でマイナスまで大幅下落しました。

S&P500セクター別のパフォーマンス

 S&P500セクター別 6月2日 6月9日 週間騰落率
 金融 388.41 402.33 3.6%
 エネルギー 476.67 486.49 2.1%
 素材 337.11 341.93 1.4%
 電気通信サービス 159.62 159.94 0.2%
 ヘルスケア 893.13 894.13 0.1%
 不動産 198.67 198.07 -0.3%
 資本財・サービス 582.73 579.87 -0.5%
 生活必需品 587.79 581.46 -1.1%
 公益事業 274.03 270.66 -1.2%
 一般消費財・サービス 732.96 718.11 -2.0%
 情報技術 979.69 957.79 -2.2%

ここ数週間調子の悪かった金融株とエネルギー株が週間で大きく上昇している一方で、ハイテク株が大きく赤となっています。セクターローテーションが始まったのか、バブル崩壊の前兆なのか、今後の動きに注目です。

6月9日の米国株ヒートマップ

米国株ヒートマップ出典:finviz.com

昨日の米国株のヒートマップです。相場を牽引してきたAppleやFANG銘柄が濃い赤になっています。

債券利回り

6月2日終値 6月9日終値 変化率
 米国2年債利回り 1.29 1.339 3.80%
 米国10年債利回り 2.159 2.202 1.99%
 米国30年債利回り 2.81 2.856 1.64%
 長短スプレッド 0.869 0.863 -0.69%

リスクイベントを通過したことでリスクオンムードが広がり、債券利回りは上昇しました。一方で、長短スプレッドは縮小(=イールドカーブのフラット化現象)を継続しており、将来に対する懸念は依然として払拭されていません。

金、原油、ビットコイン

6月2日終値 6月9日終値 変化率
 金 1,276.80 1,268.50 -0.65%
 原油 47.74 45.9 -3.85%
 ビットコイン 2,470.05 2,879.60 16.58%

リスクイベントを迎えるにあたり、金は一時1,300ドルを試す勢いで上昇していましたが、その後下落し、1,268ドルで終了しました。
原油は、カタール情勢を懸念し、大幅下落しています。OPEC協調減産体制に影響を及ぼすかもしれないことを嫌気されました。

為替

6月2日終値 6月9日終値 変化率
 ドル円 110.39 110.35 -0.04%
 ユーロ円 124.55 123.54 -0.81%
 ポンド円 142.36 140.69 -1.17%
 ユーロドル 1.128 1.119 -0.80%
 ドルインデックス 96.61 97.24 0.65%

ドル円は一時109円台に割り込んでいましたが、結果として先週とほぼ同じの110.35円で引けました。
英国総選挙において、保守党が過半数の議席を取れなくなったことに伴い、ポンドやユーロは売られました。
金利上昇に伴いドルインデックスは上昇しています。


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