金鉱株ETFへの資金流入と金ETF保有残高

投稿日:2017年5月14日 カテゴリー:金・金鉱株

ここ3週間ほど、金鉱株ETFからの資金流出が続いていましたが、先週終盤に一転して多くの資金流入がありました。そこで、今回は金鉱株ETF(ヴァンエック・ベクトル金鉱株ETF)および金ETF(SPDRゴールド・シェア)の資金流入量と、金ETFの現物保有残高を整理したいと思います。

金鉱株ETFの資金流入量

金鉱株ETFへの資金流入量出典:http://www.etf.com/etfanalytics/etf-fund-flows-tool

上図は、金鉱株のETFで最も有名かつ主要なものである「ヴァンエック・ベクトル金鉱株ETF(ティッカーシンボル:GDX)」のネットの資金流入量の推移を表したグラフです。(ETFへの資金流入量はETF.comのFund Flow Toolで調べることができます。)
これを見ると、2017年4月下旬にここ1年で最大規模の資金流出があったことがわかりますが、先週終盤に多くの資金流入があったこともわかります。金鉱株ETFは今や金鉱株の主要な買い手でありますので、金鉱株ETFに資金がまた集まり出したということであれば、金鉱株の株価上昇要因となると思います。一方で、下記に示すように、金ETFの現物保有高や資金流入量が増えていませんので、金価格の上値は重いことが想定されます。したがって、金鉱株の上値はそこまで高くないと考える見方が順当なのではないかと思います。

金ETFの保有残高と資金流入量

金ETFの保有残高出典:http://www.exchangetradedgold.com/

上図は、金ETFで世界最大の「SPDRゴールド・シェア(ティッカーシンボル:GLD)」の株価と金保有残高の推移を表したグラフです。米国大統領選挙前は金保有残高は900トン〜950トンで推移していましたが、その後トランプ大統領への減税期待により、2017年1月30日には800トンまで減っていました。現在は850トン付近で推移しており、5月に入ってからはほぼ横ばいで推移しています。金価格は30ドル〜40ドル程度下落しましたが、金ETFの保有残高は依然として年初来最高水準での推移です。

金ETFへの資金流入量出典:http://www.etf.com/etfanalytics/etf-fund-flows-tool

上図は、「SPDRゴールド・シェア(ティッカーシンボル:GLD)」への資金流入量の推移のグラフです。4月上旬に資金流入量が多くなりましたが、現在はほぼ横ばいで推移しています。金価格は下落しましたが、資金を大きく引き上げるといったことは起きていないことが見て取れます。


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