海外ETFの平均出来高ランキング

投稿日:2017年5月21日 カテゴリー:ETF, 市況概況

海外ETFでもっとも重要な指標となる出来高について、3ヶ月の平均出来高ランキングを調べましたので、整理します。ETFが株式市場の主な買い手となりつつある中、インデックス投資ブーム(バブル?)が到来しているという見方もありますので、流入量や出来高をしっかり確認していきたいと思います。

なお、平均出来高の目安ですが、個別株の3ヶ月の平均出来高ランキングのトップはバンクオブアメリカの91Mです。直近のテック系の大型IPO銘柄であるスナップは31M、時価総額世界1位のアップルは24Mです。

海外ETF平均出来高ランキング 1位〜10位

順位 ティッカー 銘柄名 平均出来高(3ヶ月)
1 SPY SPDR S&P 500 ETF 77.55M
2 XLF Financial Select Sector SPDR ETF 76.05M
3 GDX VanEck Vectors Gold Miners ETF 61.26M
4 EEM iShares MSCI Emerging Markets 55.26M
5 VXX iPathA S&P 500 VIX ST Futures ETN 55.19M
6 JNUG Direxion Daily Junior Gold Miners Index Bull 3X Shares 54.68M
7 NUGT Direxion Daily Gold Miners Index Bull 3X Shares 36.08M
8 IWM iShares Russell 2000 29.54M
9 UVXY ProShares Ultra VIX Short-Term Futures 28.37M
10 USO United States Oil 25.35M

1位は、S&P500指数に連動するETFであるSPDR S&P 500 ETF(ティッカー:SPY)です。SPYの出来高は77Mであり、これはバンクオブアメリカに次ぐ大きさとなります。

2位は、S&P500の金融セクター指数に連動するETFであるFinancial Select Sector SPDR ETF(XLF)です。3位は金鉱株ETFのVanEck Vectors Gold Miners ETF(GDX)、4位は新興国ETFのiShares MSCI Emerging Markets(EEM)です。これらは日本の証券会社でも購入できるETFであり、日本でも有名なETFです。

5位は恐怖指数(VIX指数)に連動するVXX、6位は日本では購入できない中小の金鉱株の3倍のレバレッジ型ETFであるJNUGがランクインしています。ここまでが平均出来高ランキングが50Mを超えるかなり活発なETFとなります。

7位には日本の証券会社でも人気のあるDirextionの金鉱株3倍ブルETFのNUGTです。その後は、ラッセル2000指数に連動するIWM、VIX指数連動のUVXY、世界最大の原油ETFであるUSOがランクインしています。

10位のUSOでも平均出来高は25Mなので、この10銘柄の3ヶ月の平均出来高はアップルよりも高くなっています。

海外ETF平均出来高ランキング 11位〜20位

順位 ティッカー 銘柄名 平均出来高(3ヶ月)
11 GDXJ VanEck Vectors Junior Gold Miners ETF 22.36M
12 QQQ PowerShares QQQ ETF 20.29M
13 EFA iShares MSCI EAFE 19.41M
14 EWZ iShares MSCI Brazil Capped 17.18M
15 XOP SPDRA S&P Oil & Gas Explor & Prodtn ETF 16.77M
16 XLE Energy Select Sector SPDRA ETF 15.62M
17 FXI iShares China Large-Cap 15.32M
18 JDST Direxion Daily Jr Gld Mnrs Bear 3X ETF 14.71M
19 XLU Utilities Select Sector SPDR ETF 13.23M
20 XIV VelocityShares Daily Inverse VIX ST ETN 12.61M

11位はまたもや金鉱株ETFであり、日本でも取引できるようになった中小金鉱株ETFのGDXJとなります。中小の金鉱株が対象となっているので、大型の金鉱株が対象であるGDXよりもボラティリティが高いETFになっています。

12位のQQQは、ナスダック100指数に連動するETFです。その後、米国およびカナダを除く先進国の大型および中型株式に投資をするEFA、ブラジル株に広く分散投資をするEMZ、S&P500の石油・ガス探鉱生産指数に連動するXOP、S&P500のエネルギーセクター指数に連動するXLE、中国大型株に投資をするFXIなどが続きます。

18位の中小金鉱株ETFのベア3倍であるJDSTは、6位のJNUGの反対の動きをするETFです。

19位のXLUはS&P500の公共株指数に連動するETF、20位はVIX指数連動のETFとなります。

海外ETF平均出来高ランキングのまとめ

トップ20にもっとも含まれているのは金鉱株ETFであり、金鉱株に関連するETFは5本ランクインしています。また、S&P500のセクター別指数に連動して動くETFが4本、新興国に投資をするETFも4本、VIX指数に連動して動くETFは3本含まれていました。

ETFのメリットとして、あまり何も考えずに全体的に投資できるという点がありますが、その点がインデックス投資ブームを引き起こし、結果として株式市場を買い支えているという見方もあります。調整局面がきた場合には注意が必要なのかもしれません。


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